たこわさ

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キノの旅 -the Beautiful World- 第1話「人を殺すことができる国」感想

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

人語を解するバイク・エルメスと共に旅を続けるキノ。二人がこの度立ち寄ったのは、「人を殺しても罰せられない国」だった。
途中、同じ国を目指す男に聞いた話からは、治安の悪い暴力に溢れた町並みが想像されたが、実際の街中は平和そのもの。人々はみな穏やかに暮らしていた。
だがキノは、些細な違和感を見逃しておらず――。

感想

ライトノベル界隈では有名な作品だが、何故だか今まで原作も旧版アニメも手を出したことがなく、今回がほぼ完璧な初見。
感情を抑えた、どこか芝居じみたキノの台詞回しも、エルメスが人間らしさ(?)溢れる話し方なので程よい感じに中和されている印象。

一歩間違えれば気障ったらしい、鼻につく作風になりそうなものだが、抑え気味の演出の中に溢れる一種のブラックユーモアが小気味よく、第一話の段階での印象ではあるが、十分に好きになれそうな作風。
「残酷な童話(寓話)」という理解で良いのだろうか?

キノの性別不明さも魅力の一つだろうが……原作を知らない割にその答えは伝え聞いてしまっているので、ややバイアスがかかった感想になるかもしれない。