たこわさ

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浅野りん「であいもん」3巻 一果の母親の登場に和は――

であいもん (3) (角川コミックス・エース)
刊行ペースが早くて助かるような、じっくりと描いていってもらいたいような。

(以下ネタバレ含む感想)

今回の肝は一果の母親の登場。
父親の方は「愛されるロクデナシ」でしたが、母親の方は「誤解されがちな出来る女」という印象。というか若い。一果が11歳なので三十絡みくらいかと思いますが、和に負けず劣らずの若作り。
というか、和と歩く姿がちょっとカップルにも見えてしまって、まさか和ハーレム要員? と一瞬警戒してしまいました(笑

和の言葉通り、一果もぼちぼち自分で判断できる歳になってきた訳で、あまり母娘関係がこじれずに一歩ずつ歩み寄った形になりましたが、やっぱり和が母親と一果双方に適切な言葉をかけていなかったら、ああはならなかっただろうなぁ、と。
和って本当に人をよく見ていて、適切な言葉のかけ方を知っているんですよね。それこそ、バンドマンじゃなくて早い段階で客商売の道に進んでいたら、とんでもない大物になっていたんじゃないかという位の人たらし。

まあとは言え、新人ちゃんの恋心を誤解した点からも分かるように、乙女心にはとんでもなく疎い訳で……。
クリスマスを前に、未だ和に心を残す佳乃子と、若い恋心を持て余す美弦、二人の気持ちに和が全く気付いていない事で、また一悶着(ただし一果気付かない)がありそうな予感。

であいもん(1) (角川コミックス・エース)