たこわさ

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サクラクエスト 第25話「桜の王国」感想

魔の山へ



今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

由乃の国王としての仕事の集大成である「みずち祭」がいよいよ開催となった。
今までのような外向きのアピールではなく、間野山の人達に向けたアピールが効いたのか、祭は中々の盛況ぶりを見せる。
その光景を眺めながら、由乃の胸にはある思いが去来していた――。

感想

丑松会長は最後の最後で役に立ってくれたな、という印象(苦笑)。
しかし、市長の一存で姉妹都市提携が出来るわけもなく(というか間野山側も行政ではなく観光協会が勝手に言っているだけ)、本当に成立するのか……? という疑問は尽きないが、まあ細かいツッコミは野暮というものだろう。

由乃が選んだ道はなんとも意外だった。事前に事務所から連絡が来ていたわけだが、となるなと、外側から見れば彼女の国王としての仕事振りは立派に見えていた、という事か。
「敏腕観光振興ガール」みたいに捉えられていたら、詐欺もいいところなので少々不安が残る(笑)。

物語としてはやや無軌道なノリに見えたが、町おこしという難題を極力ご都合主義を廃しつつ*1、ある種現実に即した展開は、地に足の着いた脚本だったとも言える。

キャラクターとしては、凛々子と早苗、そして高見沢が何故か一番好きなキャラとなった。
凛々子は成長要素が、早苗は由乃との別れに涙を見せていた所など所々のギャップが良かった。高見沢については……なんで好きなのかは自分でもよく分からない。

2クールきっちり楽しめたので、折に触れて思い出す作品になりそうだ。

サクラクエスト 3巻 (まんがタイムKRコミックス)

*1:とは言え、サンダルさんがあまりにも便利キャラ過ぎたが……彼は主人公なのでノーカンとしたいw