たこわさ

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ボールルームへようこそ Heat.11「評価」感想

ボールルームへようこそ(3) (月刊少年マガジンコミックス)

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

天平杯」決勝のクイックステップで、仙石から授けられたルーティンをこなしていく多々良。だが、初心者故の技術力不足や体力不足はいかんともし難く、次第にアラが見えてきてしまう。
しかし、そんな「下手くそ」なはずの多々良のダンスに、不思議と観客達は惹きつけられてしまう。そして賀寿・雫ペアと観客の視線を二分する程の盛り上がりを見せるが――。

感想

これで多々良達の順位が上の方だったら、流石にご都合主義に過ぎるが、なるほど、仙石や清春が何故執拗に「多々良が賀寿に勝つのではなく、真子が雫に勝つ」事を強調したのか、ようやく分かった。
残念ながら社交ダンスの知識が乏しいので、ボールルームクイーンとやらがどれほど一般的なのかは分からないが、少なくとも天平杯にはそれが存在する事を仙石は知っていたわけで、十分な勝算があった、という事なのだろう。

荒削りながらも、観客を、そして同じダンサー達を熱く滾らせる「何か」を持つ多々良。
父親の言葉の重さを噛み締め、無事に高校へと進学した彼に待つものは……?
嬉しいことに、本作は2クールあるようなので、後半戦も楽しみにしたい。