今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
全力で踊り続ける多々良。だが、初心者の多々良に最も欠けているもの――体づくり、すなわち体力の限界が近付き、疲労困憊の状態となってしまう。
「なんでもっと早くダンスを始めなかったんだ」と落ち込む多々良。そんな彼の前に清春が現れ、意外な言葉を告げる。それは周囲の人間、特に雫を驚愕させるのに十分な言葉であり――。
感想
前回がなんというか、どんちゃん騒ぎ感があったので、今回はきちんとシリアス(というか真面目)な雰囲気で一安心。
多々良の異常とも言える才能も、体力づくりや体づくりを一朝一夕に可能するわけもなく。
特に、体づくりについては、例えば運動経験者が他の競技に転向するような展開の時にもよく使われるネタ。体力はあっても体の動きがついてこない、普段使っていなかった部分が音を上げていく、もしくは次第にコントロールが利かなくなっていく……。
時折、こういった物理的限界を精神論で乗り越えさせる作品があるが、本作はそういった悪例とならなくてホッと一息。
清春の、分かりにくいながらも的確なアドバイスは、きちんと多々良と真子の二人に伝わった模様。
雫の反応があまりにも予想通りすぎて、実は清春も「分かっていて」やっているのかな? と思う部分もあり。
私的には、雫をパートナーとして信用しているからこそあえて突き放しているのだと解釈することにした。
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