今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
真子からの申し出でカップルを組むことになった多々良は、仙石の後押しもあり賀寿に勝負を挑む。正真正銘の実力者である賀寿と、類まれな素質を持ちつつも初心者丸出しの多々良。普通に考えれば勝負になるはずもないが、仙石には勝算があるらしく――。
感想
賀寿が下心丸出しすぎていっそ清々しい。
そしてそれとは対照的に、妹の真子は天使の如き純真さで多々良を支えている……と思ったが、真子の方も多々良への好意をにじませているので、案外似たもの兄妹なのかもしれない(笑)。
前回、清春の怪我の一件での真意が明かされて以来、仙石の指導者としてのポジションが固まってきたように見える。
今までは気分屋に見えたその行動の裏に、一貫した思いやりや美学が存在すると分かると、こうも印象が変わってくるのか、と本作のストーリーの流れの巧みさに思わず膝を打った。
しかし、多々良も賀寿も声優さんが棒読みなので、二人が絡んでいるシーンはなんだか脱力してしまった……。棒読みであって下手ではない、というギリギリのラインなので、作品全体のクオリティを著しく損なうレベルではないのだが、上達に期待したい。
ボールルームへようこそ(2) (月刊少年マガジンコミックス)
- 作者: 竹内友
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/12/07
- メディア: Kindle版
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る