今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
王国に日本からの特使・堀河公がやってきた。プリンセスがその出迎えを行うことになったが、それは凄腕の暗殺者が堀河公を狙っているという情報を得た王室が、「万が一」のことを考えた結果だった。
コントロールはプリンセスの護衛としてアンジェ達を派遣するが――。
感想
ようやくちせの登場エピソード。
前回で彼女の置かれた境遇や堀河公の名前が出ていたので、結果的に伏線として機能しているように思える。今のところ、時系列を入れ替える本作の演出は破綻していないようだ。
十兵衛とちせの関係については、何らかのミスリードかと思いきや、実に普通の展開で私的には脱力してしまった。
とは言え、実の父親を手に掛けた事で、ちせに何らかの覚悟と、「仲間」を裏切らないという想いの強さが芽生えたのだ、と考えれば、ストーリー的にマズイところは感じられないのだが。
ハリウッド映画ばりのチャンバラアクションは好みが分かれるところか。
私的には、日本刀を使った剣戟はもう少し「らしい」ものにしてもらいたかったところだが……シーンによってはきちんと刃こぼれが描かれているなど、原画マンか作監かどちらかは分からないが、ニヤリとさせられる拘りも見て取れたので、私的満足度は高かった。
しかし、王室専用の列車に堂々と護衛として乗り込み姿を晒すアンジェ達の姿は、流石に噴飯物にも思えてしまった。
プリンセスの周囲の王室関係者は、既に抱き込んでいるという事なのだろうか……?