たこわさ

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異世界食堂 第5話「カツ丼」「プリンアラモード」感想

異世界食堂 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)


今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

獅子頭の魔族ライオネルは、「ねこや」に来るといつもカツ丼ばかりを頼んでいた。何故、他のものを注文しないのか? と不思議に思ったアレッタに、店主は先代の頃、ライオネルが初めて「ねこや」を訪れた時のエピソードを語りだす――。

また別の日、エルフの女性が「ねこや」を訪れていた。アレッタは彼女もファルダニアと同じく動物由来の料理を食べられないのでは? と危惧するが、女性が頼んだのは動物由来の食材をふんだんに使った「プリンアラモード」だった。
実は女性は人間の両親の間に産まれたハーフエルフという特殊な境遇の持ち主であり、更には公国公王の実の姉、そしてアルトリウスの魔術の弟子でもあり――。

感想

今回も見事な「飯テロ」だった。
丁度、空腹の時に観てしまったので、危うく間食をするところだった。

悪逆の限りを尽くしていた割には、店内では大人しいライオネルがどこかかわいく感じてしまう。先代の頃にも「赤の女王」の加護があったであろう事を考えれば、彼も心根は真っ直ぐで他人に危害を加えるような人物ではなかった、ということか。
武勇を誇る割にマンティコア相手に死を覚悟する点から見ても、本来は繊細な性格なのかもしれない。*1

ヴィクトリアは……あの見た目で36歳、そして演じるのが田村ゆかり氏というあたり、色々と反則だと思ってしまった(笑)。
世の中年オタク諸氏には、まさに「特効」だったのではないだろうか?*2

人間の両親からハーフエルフが産まれるという、所謂「チェンジリング」は、「ロードス島戦記」のフォーセリア世界でもおなじみの概念。原典がどの作品なのかまでは知らないが、同作をご存知の人間には、思わずニヤリとさせられる設定。
表舞台には立っていないとは言え、あの可憐な見た目と可愛らしい性格では、実際にはモテるだろうに、生涯独身の誓いを立てているとは、なんとももったいないw

*1:とは言え、RPG的観点で言えばマンティコアはかなりの強力モンスターであるので、魔族(獣人)の強者でも苦戦することは必定だが。

*2:かくいう私もアレッタちゃんがいなければ即死だった。