今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ含む)
あらすじ
アビスの底を目指し、密かに旅立ったリコとレグ。
無事に深界一層「アビスの淵」に辿り着いた二人は、レグがジレオから渡された封筒に、ライザの書き置きの写しと、夜が明けてから後を追う旨を伝えるメモが入っている事に気付く。
これはジレオからの「最後の試験」だと考えたリコは、追跡隊から見事逃げおおせてみせると息巻くが――。
感想
ジルオとハボルグの「親心」が光る――が、それだけではない様子。
アビスから持ち帰ったものはやがてアビスへ戻る……というリコの言葉が示すように、アビスで発見されたレグと、アビスで生まれたリコもやがてアビスへ「戻る」存在である、という認識が、ジルオとハボルグにもあったように見受けられる。
紛失してしまった羅針盤はあからさまな伏線のように見えるが、どのように今後の物語へとつながっていくのか?
そしてハボルグが言葉を濁すオーゼンとは、一体どんな人物なのか……?