たこわさ

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Fate/Apocrypha 第3話「歩き出す運命」感想

英雄 運命の詩(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)


基本的に原作バレ無し。シリーズ知識の解説のみ書く方針。
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

黒のキャスターがゴーレムの核にと考えていたホムンクルスの少年は、突然自我に目覚め「死にたくない」と培養槽から逃げ出した。偶然にも彼を保護した黒のライダーは、黒のアーチャーの助けを借りて、そのホムンクルスを匿うことに。
だが、ホムンクルスの寿命は持って三年。逃げおおせたとしても、その生は短い。
どちらにしろ、少年には過酷な運命が待ち受けていた。

一方、シロウ神父の命令でルーラー=ジャンヌ・ダルクを襲撃した赤のランサー=カルナは、黒のセイバーとそのマスター・ゴルドにより妨害を受ける。ルーラーを味方に引き入れようという目論見のゴルドだったが、ルーラーはあくまでも中立。赤のランサーと黒のセイバーが戦うのならば、そこに一切の手出しはしない、とゴルドの申し出を突っぱねてしまう――。

感想

それまで凛々しかったジャンヌが、砕け散ったトランクとその中身を見た時にこぼしたため息が……物凄くツボだった。
しかし、Fate世界のジャンヌも史実よろしく火刑の直前には書くのも憚られるようなひどい仕打ちを受けた設定だったかと思うが、それでもなお、心が穢れなかったという点が、勇ましくも思え、悲しくも思え……。

OPに登場していたホムンクルスの少年が、ようやく本格的に登場。今までは培養槽の中でのみの登場だったが……、他のホムンクルスと違って明確な自我があるように見える。
そういった、「突然変異」だからこそ黒のキャスターは彼を「最高傑作」とやらの核として選んだのだろうか? 同一規格で作られているはずのホムンクルスにも個体差が存在するというのは、やはり「魂」の問題なのだろうか? など疑問は尽きない。

赤のランサー=カルナと黒のセイバー=ジークフリートの初戦は、流石は一流の英雄同士の戦いだ、という迫力満点なものだった。
単純な強さだけで言えば、カルナはあのギルガメッシュとタメを張る位のはずだが、それとまともに打ち合えるジークフリートも流石の一言。奇しくも、どちらも「不死性」と縁がある英雄だが、最後まで戦っていれば、果たしてどちらに軍配が上がったのやら……。
もし、冬木の戦いに彼らがいたら、士郎辺りは即殺されていそうだ(苦笑)。*1

今のところ、「群像劇としてはそこそこ」といった印象の本作。
主役ポジションであるホムンクルスの少年=ジークが本格登場したことで、その雰囲気が一変するのか、それともこのままのノリで行ってくれるのか。
シロウ神父やダーニックの狙いもまだ明かされていない訳で、まだまだ序盤な訳だが。

Fate/Apocrypha “赤

Fate/Apocrypha “赤"のセイバー -モードレッド- 1/7スケール PVC製 塗装済み完成品

*1:実際、原作ゲームでは士郎はヘラクレスに殺されまくっているわけだが。