たこわさ

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ボールルームへようこそ Heat.1「小笠原ダンススタジオへようこそ」感想

第1話(Heat.1):小笠原ダンススタジオへようこそ


今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

今まで何かに打ち込んだこともなく、進路に悩む中学三年生の富士田多々良は、同級生からのカツアゲから助けてもらったのが縁で、プロのダンサー・仙石と出会い、半ば強引に社交ダンス教室「小笠原ダンススタジオ」に引っ張り込まれてしまう。
社交ダンスに興味を覚えつつも、全く通う気の無かった多々良だが、スタジオのスタッフ環がカバンにそっと忍ばせておいた、千石が出場した大会のDVDを観て、言葉に出来ない熱量を感じてしまい――。

感想

「なんだこいつ」と思わせるウジウジ系の主人公が、実はとんでもないやつだった――というある種のテンプレ展開だが、多々良の異常とも言える情熱は、よくある思い付き系主人公が見せる「根性」ともまた異なり、凄まじい熱量を見せてくれた。

やけに手足の長いキャラクターデザインは好みが分かれるところかもしれないが、原作のカメラワークを再現しつつ、アニメーションとして動いた時に最大限の魅力を出すためには、あのくらい特徴を強調されたデザインの方が映えるのではないか、と感じた。

「良い兄貴キャラ」かと思いきや、現役選手特有のギラついた感じが出ている仙石のキャラ造形は好み。