たこわさ

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サクラダリセット #10「MEMORY in CHILDREN 3/3」感想

サクラダリセットBlu-ray BOX1

今回の満足度:3点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

様々な事件を通じて、ケイの元には様々な能力の持ち主、もしくはその置き土産が集っていた。それら能力を駆使すれば、菫を蘇らせられる。
ケイは思う。バラバラに見える一連の事件は、実は全て菫を蘇らせるためのお膳立てだったのではないかと。菫は「魔女」の後継者――つまり「未来を知ることが出来る能力者」なのだから――。

感想

冒頭のケイの涙に、「ようやく彼の鉄面皮が取れるのか」と思ったが、彼はサクラダに来る以前――つまり完全記憶能力を得る前からあんな性格だった様子。むしろ、幼少期のケイに何があったのか*1、その掘り下げをやってほしかった、という気持ちもある。
全ては菫を蘇らせる為に、彼女自身によってお膳立てされたものだった……という展開には思わず膝を打った。「マクガフィン」という呼び水から全ての出来事を引き寄せてみせたのは、菫の未来を知る能力の絶大さを示している。

最後、彼女が「自分は菫本人なのか」を確かめるために、智樹の能力を使った件については……恐らくはある種の方便なのだろう。何故ならば、菫の能力の性質を考えれば、彼女はすでに智樹の能力が自分に届くか届かないかを知っていたはずだ。だから、ケイに答えを委ねる事こそが、彼女の目的だったのだろう。

シナリオと声優さんの演技が実に素晴らしかったが、それだけに今までと変わらぬローテンポの演出には疑問符。今回「だけ」、間を多用した演出をしてくれたのなら重みもあっただろうに、本作は毎回同じことをやっているので、「またいつもと同じ冗長さ」としか感じなかった。もったいない。非常にもったいない。

*1:色々と示唆的なセリフはあるが。