あらすじ
単身、アルタイルの真意を問うために彼女の元へと乗り込んだまみか。だが、アルタイルの「世界」への憎悪は凄まじく、戦いになった結果、まみかは致命傷を負ってしまう。
傷付いた体を抱えたまま、アリステリアに真実と自分の想いを伝えようと飛び続けるまみか。だが不幸にも、力尽き落下した彼女を発見したのは築城院だった。まみかは最後の力を振り絞り、築城院に遺言を頼むが、彼女が正直にそれを伝えるはずもない。まみかの今際の際に何とか間に合ったアリステリアだったが、直接その遺言を聞くことは出来なかった。一部始終を見ていた築城院は、まみかの遺言をあえて歪んだ形でアリステリアに伝え、まみかを葬ったのがアルタイルではなくメテオラであるかのような印象を与えてしまう。
その後も築城院の暗躍は続き、今度は颯太の弱みを利用して、メテオラ陣営の不和を誘おうとする。だが、すんでのところで弥勒寺とメテオラが救援に現れ、ようやく颯太は自分の弱さ――過ちをメテオラに吐露する――。
感想
まみかはやはりマミってしまった模様……。OPやEDの楽しそうな姿がミスリードだった、という事になるだろうか? それとも、被造物達には実は死の概念が無い――もしくはある条件を整えれば死を克服できる、のか? 次週ないし2クール目からはハードなOP/EDに差し替わるパターンかもしれない。
築城院による精神的責め苦に対し、心が折れつつも一応の反抗をしてみせた事で、颯太を少しだけ見直すことが出来た。メテオラの胸の内に抱かれながらの号泣には、思わずうらやま――もとい、目頭が熱くなってしまった。あの口ぶりでは、彼はシマザキの死に積極的に加担したのではなく、助けを求められても優しくできなかった、といったところか。
メテオラの母性とも言えるヒロイン力が圧倒的だったが、颯太のピンチに颯爽と駆けつけた弥勒寺のヒーロー力も素晴らしかった。ラスボスというよりも、ダークヒーローと言った方が似合っているようにも思えるので、恐らく原作でもそういったポジションだったのではないだろうか?
しかし、弥勒寺と築城院のバトルは――
これが鈴村家の夫婦喧嘩ですか… #recreators
— アイカツ (@katoyuu) 2017年6月3日
カトゆーさんのこのツイートの通り、中の人のつながりを考えると色々な意味で燃えるものだった(笑)。*1
アリステリアはあまりにも簡単に築城院に騙されてしまった感があるが……出来れば「築城院の言う事を信じたふりをしている」のだと思いたいところ。でなければ、あまりにもまみかが浮かばれない。
序盤のドタバタ劇から一点、平気で人死にが出る事が判明した本作。アリステリアが脳筋な衝動のままにメテオラを殺してしまったりしたら……流石にそんな鬱作品に長々と付き合えるほどの度量は私にはないな、と少し心配になってきてしまった。
Re:CREATORS Original Soundtrack
- アーティスト: 澤野弘之
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2017/06/14
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (2件) を見る