たこわさ

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恋愛暴君 第9話「全然・・・何も・・・ x ちょっと、どうかしていました・・・」感想

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

茜の一件も無事に解決し、ようやく平穏な日常が戻る……と思われたのも束の間、青司達のクラスへ樒が転入してきてしまう。母親たちからのお目付け役のようなポジションになった樒だが、相変わらず青司達の間をかき回すのが楽しくて仕方がない様子。そして樒が目を付けたのは、青司への言葉に出来ない想いを抱きつつある柚で――。

感想

文化祭の演劇の最中だと言うのに、色々と個人情報ダダ漏れな寸劇を繰り広げている――という点にツッコんではいけない……こ、こらえろ! 俺の左手! みたいな感じになってもツッコんではいけない――(前フリ)。

という事で、いよいよ樒までもが青司達のクラスへやってきて、色々とかき回されるのかと思いきや、茜が綺麗にまとめてくれた。冷たいふりをしていても、やはり彼女は「お姉ちゃん」だった訳だ。
柚も、初期のクレイジーサイコシスコンレズ振りからはウソのような恋する少女振り。以前から本作については、「物語上のヒロインはグリ、正妻は茜、一番可愛いのは柚」と主張してきたが、そろそろ原作を知らない視聴者の方にも、私のその言葉が真実であることが分かってきたのではないだろうか?(笑)

茜は見事な正妻振りなのだが、何せガチなヤンデレであり、今回錯乱してグリに濃厚なキスをしてしまったように、実はちょっとポンコツな所もある。となると自然、同じくポンコツではあるが、常識的な行動をしようと思えば出来る柚が、青司の相棒ポジションに落ち着いてくる。この微妙なバランス感覚は、見ていて何とも心地よい。
が、三人の姿が微笑ましければ微笑ましいほど、グリの胸には不思議な感情が渦巻いてしまうようで……。
最後のグリらしからぬ艶っぽい表情が、実にいい仕事だった。