あらすじ
「私が国王代理としてなんとかします」――商店会長の怒りの声に対し、珍しくしおりが矢面に立ち、商店会と観光協会が決定的に決裂してしまわないよう、調整を始める――。
感想
初めからしおりが音頭を取っていれば、一事が万事上手く行ったのではないか? などとも思ってしまうが、彼女は今までのトラブルや実家に待ち受ける廃農、姉の独り立ち等を経て成長した訳で、以前の彼女ならば今回のように上手く立ち回れなかったことだろう。
何やら由乃達を見守る立場になってしまったような商店会長には頼もしさを感じるのだが……そもそも凛々子が納涼祭の事を知らなかった、という点に闇深さを感じてしまう。丑松会長に比べれば遥かに常識人で一本筋の通った商店会長だが、彼女にも何か人格的な問題が隠されている可能性も……。
しかし、作中のそうめんはどれも実に美味しそうだった。簡単ながらレシピも判明しているので、今度試してみようか……?