たこわさ

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月がきれい 07「惜しみなく愛は奪う」感想――小太郎は勇気を出して踏み出せるか?

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ含む)

あらすじ

千夏の誘いで、小太郎達は同級生と連れ立って遊園地へと来ていた。茜が比良と付き合っていると勘違いしている同級生達は、何かと彼女達二人を一緒にさせようとするので、小太郎も茜ももどかしさを感じていた。しかも、小太郎に横恋慕している千夏はその状況を幸いと、小太郎にアプローチをかけるのだが――。

感想

千夏が予想以上に悪辣だったという印象。前回は「天然サークラ」と書いたが、これは自分自身のためなら平気でコミュニティを破壊してしまう、ド直球のサークルクラッシャーかもしれない。
友人達の「茜と比良がいい感じ」という勘違いを利用して茜を釘付けにし、その間に自分は首尾よく小太郎と二人きりになるチャンスを作るという……。
どこが「玉砕してきっぱり諦めたい」なのだか……。
しかも友人達の前で如何にも「傷付きました」という顔で泣いていたが、自業自得な背景を黙っているままなので、友人達の同情を買いたいが為に、不当に茜の立場を貶めているようにも見受けられる。千夏の一方的な言い分だけを聞いた友人達が、茜を村八分にするような展開が待っていなければいいが……。

比良もきっぱりと諦めた……と思わせておいて、実際には小太郎を下に見て略奪愛を狙っているようにも見受けられる。どうせなら、不用意に千夏を慰めた結果、彼女という名の地雷女に好かれる展開が待っていればいいのに……等と酷い考えも浮かんでしまった(苦笑)。

まあ、そういった、横恋慕キャラ達の「自分勝手」な行動からこそ、小太郎が勇気を出して茜を取り戻した件や、察しが良い上に友情にも厚いろまんのナイスアシストが引き立つのだろうが。特にろまんは、修学旅行の件で視聴者の印象が悪くなっていただろうから、見事な汚名返上と言える。

TVアニメ「月がきれい」サウンドコレクション

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