たこわさ

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月がきれい 05「こころ」感想

イマココ/月がきれい (アニメ盤)

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ含む)

あらすじ

修学旅行での些細な行き違いは、結果的に小太郎と茜の互いに意識し合う気持ちを強める結果となり、二人は正式に付き合い始める。だが、周囲に黙っての付き合いは、会える場所も時間も限定されてしまい、中々二人きりの時間が作れない。
しかも、何かと小太郎を気に入っている様子の千夏が、以前よりも親しげに小太郎に接し始め、更に同じ塾に通い始めるなど、茜は心中穏やかでいられず――。

感想

二話あたりから既に、小太郎と茜の仲をかき乱す役割である事が示唆されていた千夏。けれども、前回のナイスアシストから、小太郎と茜の想いに気付いているはず――と思いきや、まさかの「好きになっちゃった」発言。良い感じのフェイントを食らった気分だ。
もちろん、「千夏は小太郎と茜が付き合っている事に勘付いている」という線も捨てられない。そう考えた場合、千夏の真意は「二人の煮え切らない態度に業を煮やして背中を押した」か、「茜への真っ直ぐな対抗心からライバル宣言した」のどちらかになりそうだが……今のところは、ただ単に千夏が天然なだけ、という線が濃厚なようにも思える。

さて、今回は周囲に交際を秘密にしている中高生カップルにありがちな「二人になれる時間と場所がない」問題をテーマにしたエピソードだったが……実際の所、この物語の舞台のように「そこそこ田舎・そこそこ都会」な街の場合、人目を忍んだ逢瀬にはどんな場所が相応しいのだろうか?
以前、私と同年代の地方出身の知人達に聞いた話だと、やはり人気の少ない寺社の境内だとか公園、もしくは実際には会わずに手紙(交換日記的な)のようなプラトニックな方法を取る、という場合が多かったようだが、「夜中に彼女の部屋に忍び込んで(以下自粛)」というケースも複数聞いた覚えがある。
千夏によるライバル(?)宣言もそうだが、小太郎と茜にとっては、堂々といちゃつける場所の確保も当面の問題だろう。今回のように、毎度古書店を借りる……という方法は何やら危険な予感がする。