たこわさ

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進撃の巨人 Season 2 第30話「ヒストリア」感想

TVアニメ「進撃の巨人」Season 2 Vol.1 [Blu-ray]
今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

ユミルもまた巨人化の能力を持っていた――その事実を受け止めきれぬクリスタ達の前で、巨人と化したユミルは次々と他の巨人達を駆逐していく。だが、クリスタ達が居る塔を守りながら戦うユミルは圧倒的に不利であり、次第に力負けしていってしまう。
自分を犠牲にするかのようなユミルの戦いぶりを、クリスタは叱咤する。かつて彼女がユミルから向けられた言葉をなぞって――。

感想

「皆のいい子ちゃん」でいようとしたクリスタと、それを指摘しそんな歪な生き方はやめて自分の為に生きろと諭したユミル。両者の立場が入れ替わったかに見える、クリスタの叱咤激励は心に響く。
クリスタ――本当の名前はヒストリア――とユミルにまつわる謎が解き明かされるのは、まだもう少し先のことになるが、この二人がお互いの欺瞞を否定しあい、自分自身を肯定し合うという、良い意味での相互依存状態――つまりは「大の仲良し」である、という事が理解できれば、今のところは十分だろう。

そしてクリスタとユミルがそれぞれ見せ場を作り、その危機を更にミカサが颯爽と登場して救うという燃える展開の中で、エレンが格好悪い所を見せるという構図が何ともシュール。