あらすじ
政府代表とヤハクィザシュニナとの会見が始まった。ヤハクィザシュニナ側には真道が補助に付き、政府側に立ったのは若き交渉官・徭沙羅花。ヤハクィザシュニナの要望により、会見は衆人環視の中で行われる事になった――。
感想
無限のエネルギー、ある種の永久機関の存在は、SF作品の題材でもよく見られる。そして大概の作品では、そういった未知のエネルギーは争いの火種となる。
ヤハクィザシュニナは、無限のエネルギーを提示しておきながらも、それを有限の数として衆目に晒した。引き出せるエネルギーが実質無限であっても、エネルギーを伝送するインフラ自体の数には限りがある。ヤハクィザシュニナが取り出したのは、文字通りの戦いの火種、という訳だ。
地球人類の進歩を求めて姿を現した彼だが、そのやり口はもしかすると一種の荒療治になるのかもしれない。
徭は、時折見せる年相応の反応が可愛いキャラ、か。