たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

Re:CREATORS #02「ダイナマイトとクールガイ」

gravityWall/sh0ut(初回生産限定盤)(DVD付)
今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

再び颯太の元を訪れたセレジアとメテオラ。メテオラの能力により、颯太の世界の全貌を知った二人は、この世界の創作物が自分達の世界を生み出した要因と仮定し、その謎を解き明かすために颯太の部屋をしばしの拠点としたいと申し出てくる。
やむなく承諾し、二人とともに情報を集める颯太。二人は、自分達の「創造主」と会いたいと言い出すが、メテオラの「創造主」は一企業であり、アポもなしに会ってくれるとは思えない。そこで颯太達は、セレジアの登場する作品の作者・松原をセレジアの写真を餌におびき寄せようと画策する。
その作戦は見事に的中し、松原は自作のヒロインそっくりの少女目当てに待ち合わせの場所へとやってくる。セレジアが「本物だ」という事に戸惑いを隠せないながらも、目に前に突きつけられた現実を松原が必死に飲み込もうとするその最中、更に創作物の中から飛び出したキャラクターが現れ――。

感想

Aパートはほぼ説明と解説のみながらも、画面に絶えず動きを付けてくれた事で、退屈せずに観られた。メテオラの食いしん坊キャラは何とも可愛らしく、好き勝手暴れる他のキャラクターの尻拭いをする「縁の下の力持ち」振りも手伝って、私の中で好感度が急上昇した。

新登場のまみかは、魔法少女モノへのアイロニーとして何とも光るキャラクター。どう考えても大規模破壊・大量殺戮に発展する魔法少女の攻撃の一つ一つが、もし現実世界で振るわれたら――という野暮な考察への答えを映像として提示してくれた形になった訳だ。もっとも、過去にもこの手のパロディはあったと思うが。

矢継ぎ早に登場する新たなキャラクター達の中にあって、松原の存在が面白い。好き勝手暴れまわる創作世界のキャラクター達や、現実世界の住人ながらも若く柔軟性があり「まだ何者でもない」颯太と違い、松原は社会的立場を持ち一定の価値観を備えた人間だ。レギュラーになってくれる模様なので、ある種の責任感を視聴者に提示するのは、彼の役割になる、か。