たこわさ

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クロックワーク・プラネット #02「大支柱崩落」感想

クロックワーク・プラネット1 (講談社ラノベ文庫)
今回の満足度:2点(5点満点中)
(以下ネタバレ含む)

あらすじ

リューズに振り回されつつも、彼女と着実に親しくなりつつあるナオト。だが、彼等の穏やかな日常の裏では、軍による大崩落計画が着々と進行しつつあった。
マリーは軍の計画を止めるべく、技師仲間達と共に動き出す。だが彼女たちのその動きは何故か軍に筒抜けであり、度々の妨害を受けてしまう。「大支柱崩落(パージ)」の時刻が迫る中、それでもあがき続けるマリーだったが――。

感想

相変わらずふわふわとしたアクションが続き、どうやらこちらの面では期待できそうにない。
トーリーについても、物語の骨子に不明な点は無いものの、説明不足すぎて首を傾げる部分が多く、没入できない。軍が面子のために大量虐殺を行おり、その裏には(おそらくは)世界的な影響力を持つマリーの家系(あるいは所属するコミュニティ)の力を削ぐ目的があった……というのは理解出来るが、そもそも世界の力関係についての説明が足りなすぎるので「はぁ、そうなんですか」程度の反応しかできない。
マリーが壊れかける程のショックだったというのは分かるが、視聴者はそれを共有できない。
次回以降にもっと詳細な説明が待っているのかもしれないが……そもそもの物語の展開として、視聴者に「謎」を提示せぬまま種明かしされたような構造になってしまっているので、あまりにも上手くない印象。

ラストでナオトとマリーの物語が交わる、という展開についても予想の範囲内過ぎるので、特に燃えるものでもなし。次回以降に何か、盛り上がる要素が待っていればいいのだが……。