たこわさ

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鬼平 第十三話「狐火」感想

アニメ「鬼平」原作 鬼平犯科帳セレクション【文春e-Books】
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

家人を悉く皆殺しにした急ぎ働きの現場に残された「狐火」の札。それは、上方の盗人一味「狐火」の犯行の証だった。だが、かつて狐火の二代目と情を交わしたおまさによれば、狐火は「盗みの三ヶ条」を頑なに守る一味であり、二代目も非道を働くような人間ではないという。
おまさは、二代目への疑いを晴らすべく単身動き出すが――。

感想

一応の最終回ではあるが、変に締めるような事はせず、平常運転で終わらせてくれた事には素直に拍手を贈りたい。
とはいえ、原作(もしくはドラマ版)では、おまさは二代目と夫婦となり上方へ去ってしまう展開だったかと思うので、彼女の一時退場を最後に本シリーズの区切りとすることも出来たのでは……等と少々野暮なことも考えてしまった。まあ、そうなると少々おまさのヒロイン度が上がりすぎてしまう気もするが。*1

殺陣の部分をいわゆる「チャンバラ」ではなく、血なまぐさい活劇として徹頭徹尾描いてくれたことで、実写版ドラマとはまた違った趣のある良作になった印象。是非、二期もやってほしい。

*1:なお、二代目は程なく病死してしまい、結局おまさはまた鬼平のもとに戻ってくる(はず)。