たこわさ

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進撃の巨人 Season 2 第26話「獣の巨人」感想

TVアニメ「進撃の巨人」Season 2 Vol.1 [Blu-ray]
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

「女型の巨人」を捕らえた調査兵団だったが、その後始末に追われる最中、崩れた壁の中に巨人が居る事を発見してしまう。何故こんなところに巨人が……と唖然とするハンジに対し、ウォール教のニック司祭は「巨人に陽の光を当てるな」と詰め寄る。
ウォール教は壁の中の巨人の事を知っていた――ハンジはニックを脅し情報を聞き出そうとするが、ニックは頑として話そうとしない。そうこうしている内に、ハンジのもとに更に驚くべき情報がもたらされる。ウォール・ローゼの内側に巨人が出現したというその知らせはつまり、ウォール・ローゼが破られたことを意味していた。
しかも巨人が出現したその区域には、ミケ分隊長の監視のもと、女型の巨人捕獲のために目的も告げられず待機させられていた第104期の面々が――。

感想

普通に続きから始まりったが、各所で再放送されていたので違和感なく観られた人も多いのかもしれない。
OPや本編映像は相変わらずの出来。むやみに高精細なのではなく、良い意味で「漫画的」な絵柄に抑えたタッチも相変わらず好み。

早速ミケ分隊長が犠牲になるなど、物語としては相変わらずのハードモード。ミケは実に味のあるキャラクターだっただけに、原作時点でもあの気の毒な最後――壮絶な死に様ではなく戦意喪失した末の嬲り殺し――には驚かされたが、アニメでは北斗の拳バリの残酷描写(例えが古くて恐縮だが)に、更に悲愴感が増していたように見えた。

さて、少しだけ原作の話題に触れると、この辺りの展開から好みが分かれ、読むのを止めた/よりハマったという二極化が進んだ分岐点となっていたと記憶している。この先の展開を「茶番」と感じるか、それとも「盛り上がってきた」と感じるか……何とも個人の好みに寄ってしまうノリが待っている。
私としては、本作は「シリアスなギャグ」作品*1と捉えていたので、この辺りの展開も好きなのだが……。

*1:デスノートなどの作品群。