たこわさ

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青の祓魔師 京都不浄王編 第12話「虚心坦懐」

青の祓魔師 第19巻 アニメDVD同梱版 (ジャンプコミックス)
今回の満足度:3点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

燐によって不浄王は倒され、京都の街はようやく平穏を迎えようとしていた。仲間達と若いし、念願の京都観光を果たす燐。だがその一方で、雪男の気分は晴れず――。

感想

ゆったりとした展開ペースが、日常回のようなこの最終話に至ってようやくしっくり来た感がある。が、それで本作の評価が上がるわけではなく、結局最後まで展開の遅い間延びした作品だったという印象しか残らなかった。
柔造と蝮の件については、「え、蝮は騙されたとは言えあんだけの惨事を引き起こしてなんでその程度の処分で済んでるの?」と原作の時も首を傾げたものだが*1、それを吹き飛ばすようなバカップル振りに「ま、いいや」となっていた。が、アニメでは若干テンション抑え気味になってしまい、冷静な目で観てしまった。結果として、蝮が都合よく赦されたような印象を受け、なんとも居心地の悪い感触が残った。

原作準拠の物語ながらも、半分オリジナル展開だった一期よりも原作を蔑ろにした作品だったように思える。原作者氏は掛け値なしに喜んでいらっしゃるようだが……ファンとしては複雑な思いしか残らなかった。残念。

*1:一応、どんな沙汰が下るか分からない、というニュアンスは原作の時点であった気がするが。