たこわさ

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政宗くんのリベンジ 第10話「疑惑の新学期」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

愛姫の前に現れた、昔の政宗によく似た男・雅宗兼次。彼は何故か、「自分は幼い頃によく一緒に遊んだマサムネだ」と愛姫に嘘をつくが、政宗=マサムネだという事実を知らない愛姫はコロッと騙されてしまう。しかも雅宗家の跡継ぎである兼次は「愛姫の許嫁」であることが判明。
非常事態を前に、吉乃は政宗に連絡を取ろうとするが、田舎で筋トレに励む彼の携帯は圏外であり、全く連絡がつかない。兼次の出現を知らぬまま、今度こそを愛姫を落とそうと意気込む政宗だったが――。

感想

頑張る方向が90度位ずれている政宗の姿には、呆れを通り越して哀れささえ感じてしまう(苦笑)。もし吉乃の助けがなかったら、きっと愛姫に負けないポンコツぶりを露呈していたことだろう。
愛姫も愛姫で、マサムネが偽物だということに全く気が付かないのだから、何とも薄情なものだ。幼い頃の話など持ちかければ、すぐに不自然さに気付くだろうに……ある意味、政宗とお似合いのポンコツと言えるが。

如何にも「今生の別れ」のように退場した寧子が、しれっと戻ってきている点については、原作でも爆笑すると同時に「テンプレへのアンチテーゼ」として感心した覚えがある。「謎の病気」という便利過ぎるギミックを逆手に取った展開は、なんとも痛快に感じる。

久々に吉乃の描写が多めのエピソードだった。ギャグ描写も可愛らしく、もうこのまま吉乃ルートに突入してもいいよ……という気分にさせられた(笑)。