たこわさ

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テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス #21「いつか夢見た世界」感想

TVアニメ『テイルズ・オブ・ゼスティリア・ザ・クロス』第2期OP主題歌「illuminate」(通常盤)
今回の満足度:5点(5点満点中)
※原作ゲーム未プレイ
(以下ネタバレ)

あらすじ

今まで誰も成し得なかった「ドラゴンの浄化」を達成したスレイ達。だが体に掛かる負担は大きく、スレイとアリーシャ、ロゼの三人は昏睡状態に陥り、数日の後にようやく目を覚ましていた。
しかし、彼らの戦いは終わったわけではない。「災厄の時代」を終わらせるために、災禍の顕主を打倒しなくてはいけない。スレイは、災禍の顕主の本拠地である北の大地を目指すことを決意するが、天族達やアリーシャ、ロゼだけではなく、彼らを慕う多くの民達が遠征に名乗りを上げ始め――。

感想

「王道」と評するしか無い。それほどに真っ直ぐなエピソードだった。
もちろん、国王やバルトロの死にどう決着を付けたのか、という辺りが省略されていた点は残念ではあったが、「言わぬが花」と捉えることも出来る。少なくとも国民としては、国をバルトロの好きにさせ表に顔を出さなかった国王よりも、アリーシャを慕っていたのだ、ということなのだろう*1

今回のサブタイトル「いつか夢見た世界」については、Twitterなどで原作プレイヤーの方々の興味深い声を聞く事が出来た。即ち「この光景をゲームで見たかった」という声を。
第一期EDの映像が公開された時、原作プレイヤーの「こんな光景ゲームで見たこと無いよ」という感想を多く目にした覚えがある。仲間達が賑やかな旅路の中、仲良く笑い合う光景――特に、アリーシャとロゼ、デゼルとザビーダが仲良く笑い合うシーンは原作ゲームでは考えられなかったそうな。

しかし今回、その一連のシーンは現実のものとなった。私もネタバレを恐れずに原作の方の意見・感想を拝見していたので、多少のカタルシスは感じたが、それは原作組の方々のものとは比べ物にならないだろう。まさに原作プレイヤーの「穢れ」が浄化された瞬間だったと言える(苦笑)。

さて、物語はいよいよ終盤。従士であるアリーシャとロゼも神衣を纏う時が来た! と思ったら、かなりのリスクが有る上に、今の彼女たちの力量では実現は難しいという。サイモンは、このままでは災禍の顕主に到底敵わないと呟くが……どうやら彼女が決着のキーキャラクターとなりそうだ。

*1:しかしそうすると、序盤でのアリーシャの国民からの信用のなさと矛盾する気もするが、あれはバルトロにより扇動された人々だった、と捉えれば問題ないか?