たこわさ

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テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス #20「浄化」感想

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今回の満足度:5点(5点満点中)
※原作ゲーム未プレイ
(以下ネタバレ)

あらすじ

レディレイクへと潜入したアリーシャ達。バルトロは当然の如くそれを予期しており、アリーシャ達は要所要所で警備兵の攻撃を受ける。だが、バルトロは一つ見誤っていた。アリーシャ達の目的は、マルトランの奪還ではなく――。

感想

あまりにも王道すぎる展開ではあったが、原作組の方々の感想をいくつか拝見した所、皆一様に「浄化」されたかのような賛辞を送っていたので、恐らく「不出来だったゲームシナリオの救済」という意味では、今回の脚本は大成功だったのだろう。*1

徹頭徹尾、アリーシャが主人公然とした、凛とした活躍を見せてくれた。父である国王がバルトロの凶刃に倒れたのは不幸な事だったが、アリーシャが王に強い穢れを見た事実からも分かるように、王はいずれ報いを受ける身だったのだろうと推察される。即ち、悪徳の結果穢れ、憑魔と化す未来が待っていたのだと。
そういった観点でならば、むしろ最後には「人」として娘を庇って死んだ、つまり人間として最期を迎えたという訳だ。

スレイはドラゴンを浄化するという、かつて誰も成し得なかった偉業を現実としたが、それは彼一人の力では実現できなかった、という点が強調されていた所が実に良かった。超常たるただ一人が世界を救うのではなく、互いに助け合い信じ合い、高め合うことが不可能を可能にする――コテコテだが、これこそ「王道」展開ではないだろうか?

*1:詳しく知りたい方は「ゼスティリア 炎上」で検索すると地獄を見られるぞ?