たこわさ

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テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス #19「レディレイク」感想

TVアニメ『テイルズ・オブ・ゼスティリア・ザ・クロス』第2期OP主題歌「illuminate」(通常盤)
今回の満足度:5点(5点満点中)
※原作ゲーム未プレイ
(以下ネタバレ)

あらすじ

バルトロに陥れられ、反逆者の汚名を着せられてしまったアリーシャ。追っ手をかわしつつ反撃の機会を窺うが、その途上でレディレイクに再び巨大竜巻が近付いている事に気付いてしまう。アリーシャ達は、追手に見付かるリスクを承知の上で、竜巻に襲われた民達の救援に向かうが――。

感想

まさしく「第二の主役」とも言えるアリーシャの活躍が眩しい。
困難と逆境に塗れ、迷いながらも決して歩みを止めず、かと言ってやけっぱちになっている訳ではなく、常に広い視野で物事を見る事が出来る……ここまで勇ましい姫様キャラというのも珍しい。もしスレイと出会っていなかったら、折れていたかもしれない――と思わせる絶妙な人間的弱さが窺える所も、また良い。

久々登場のザビーダとルナールの存在感も大きかった。二人とも出番こそすくなかったものの、アリーシャの在り方に強い影響を与えたように思える。
ザビーダは一見無頼漢らしい、豪快な物言いで、穢れがここまで充満した原因が人間にあることをアリーシャに突きつけた。が同時に、その奥にある不器用な優しさや、「甘ちゃん」と呼びながらもスレイに向けた信頼の強さを思わせる言動で、アリーシャを元気づけたようにも見えた。
ルナールは、目を背けることの出来ない人間の悪性を語り、アリーシャの置かれた絶望的な状況を突きつけることで、アリーシャをも穢れさせようと考えているように見えるが、同時にアリーシャに期待のようなもの感じているようにも見える。

アリーシャの部下達もまた、ただのイエスマンではなく、アリーシャの決断の重さを真正面から突きつけた上で、それでも自分達はアリーシャに従うのだ、と宣言している。

アリーシャに向けられた期待、責任、重圧をこれでもかと見せつけられたエピソードであると感じたが、それでもアリーシャ冷静に――ある意味情熱的に困難に立ち向かって見せてくれた。ヒロイック・ファンタジーはかくありたい、と思わせるその格好良さに終始しびれてしまった。


――ところで、アリーシャさんの体育座り及びその時の太もものセクシーさはアニメ回の至宝だと思うのだが、いかがだろうか?(?)