たこわさ

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鬼平 第六話「盗法秘伝」感想

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

墓参りの為に、忠吾だけを供に京への旅路を行く平蔵。途中、一人旅の気分を楽しみたくなった平蔵は、忠吾を体よく追い払い、久々の気ままな身分を漫喫しようとする。だが、道中の些細な出来事をきっかけとして、熟練の盗賊・善八に気に入られてしまった平蔵は、盗みの片棒を担がないかと誘われてしまい――。

感想

なんとも爽やかな結末。しかし、これも実に鬼平らしいエピソードであるといえる。*1
本当に盗みの片棒を担いでおいて、その上でしれっと他人の悪事を暴いてみせるという、どちらかというと水戸黄門や遠山の金さんのノリであるが、平蔵のおおらか過ぎる性格や、良い意味での無頼を愛する心意気はここまでの五話で描かれてきたので、本アニメでしか鬼平を知らない視聴者の方にも、自然に受け止められたのではないだろうか?

鬼平 火付盗賊改看板木製根付

鬼平 火付盗賊改看板木製根付

*1:しかも、結末の爽やかさの裏で、奉公人カップルの女の方は、何度も何度も慰み者にされていた、という笑えない事実もあり。