たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス #16「復讐」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
※原作ゲーム未プレイ
(以下ネタバレ)

あらすじ

ロゼの養父ブラドは、セキレイの羽の前身「風の傭兵団」団長だったが、コナン皇子の裏切りにより多くの団員と共に命を落としていた。コナン皇子の居場所を突き止めたロゼ達は、ブラドと団員達の仇討ちの為にコナン皇子の暗殺を決意する。
ロゼの異変を察したスレイ達はふた手に分かれ、スレイとライラは当初の予定通り皇都ペンドラゴへ、ミクリオとエドナは密かにロゼに同行し見守ると共に、デゼルを牽制することに――。

感想

暗殺者という一番穢れそうな事を生業にしているわりに、ロゼ達「風の骨」の面々は穢れているようには見えない。おそらくそれは、個人の感情としてではなく、あくまでも第三者的視点に立った「社会正義」に則って殺しを重ねてきたからであり、今回のような自らの復讐を果たす為の殺しはその限りではないのではないか、と思われる。

おそらく、スレイがロゼの殺しを止めようとしたのは、友人がこれ以上殺人に手を染めるのを見過ごせなかったという点よりも、ロゼに穢れる兆候を強く感じたから、という所が大きかったのではないだろうか? ここ数話でロゼの不安定さはあからさまと言えるほどに描かれてきたので、このまま彼女がコナン皇子を殺してしまえば、逃れられぬ程の穢れに塗れる事になりそうだ。

相変わらず展開の遅さは感じるものの、作画は安定しており動きのある場面も多かったので退屈はしなかった。また、いつもはいたずらっ子の如きエドナが、ミクリオを心配してこっそり付いてきてくれるという「お姉さん」の顔を出していた点が、私的にはツボだった。

INNOSENSE(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)

INNOSENSE(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)