たこわさ

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政宗くんのリベンジ 第3話「吉乃のマジックショー」感想

政宗くんのリベンジ 第1巻(Blu-ray)
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

安達垣のお付きである吉乃に、自分が「豚足」である事を見抜かれ焦る政宗。だが吉乃は意外にも、政宗の復讐計画を手伝うと言い出す。訝しがる政宗だったが、とりあえずは彼女を信用しとある作戦を手伝ってもらうことにするが――。

感想

今回、政宗と安達垣さんがデートしていたのは、横浜ワールドポーターズ周辺と思われる。駅はモロにJR桜木町駅だったが(ちょっとデザインが違った気もするが)、政宗達の通う高校のモデルは(一部調査によれば)高地県の某学校だという。こういった虚実入り乱れた舞台設定は、安易な「聖地巡礼」を防ぐ役割も担っており、私的には好感が持てる。

さて、思いの外ポンコツだった安達垣と、裏の目的を持ちながらも政宗へ協力するという言葉自体は嘘ではない吉乃という、政宗にとっては意外なこと続きだったが、それでも彼の中の復讐心は消えない模様。政宗の復讐心が安達垣への幼い頃の憧れの裏返しである事が示唆され、ようやくここに至って原作未読視聴者にも本作の「リベンジ」が仄暗い復讐劇を指すものではない事が伝わったのではないだろうか?

見ての通り、政宗は本気で人を陥れられるような人間ではないし、安達垣さんも実にチョロインを地で行くような少女なので、復讐劇という名の喜劇が本作の持ち味ということになる。そこに吉乃達サブキャラクターが、それぞれの思惑で関わっていくことで、色々とややこしい事態になっていくわけだが……それは今後のエピソードをお楽しみに、といった所だろう。