たこわさ

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青の祓魔師 京都不浄王編 第1話「嚆矢濫觴」

青の祓魔師 京都不浄王篇 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
七年ぶりの続編。どうなることやら。

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

正十字騎士團から「不浄王の左目」が奪われた。京都に封印されている「右目」も狙われており、両方が奪われれば強大な悪魔「不浄王」が復活してしまう。それを阻止する為、祓魔師達が京都に派遣されることになり、燐ら候補生も補助の為に随行することになった。初めての京都に一人テンションを上げる燐だったが、同期の候補生達は「サタンの息子」である燐との距離を測りかねており――。

感想

アニメだけ観ている方は混乱したかもしれないが、アニメ第一期とは異なり原作準拠の展開で始まったようだ。具体的には、アニメ第一期15話・16話付近で燐が暴走した辺りで原作と分岐していたのが「無かったこと」になっているようだ。なので、アニメ第一期のみ視聴済みで原作未読の方は、「燐の暴走を仲間達が受け入れられなかったルート」に入ったと捉えると分かりやすいかもしれない。

私的にはアニメ第一期のオリジナル展開はあまり好きではなかったので歓迎なのだが、上記の理由でアニメのみのファンの方は戸惑うかもしれず、「どうなることやら」といった気持ちもある。ただ、今回の第一話で何故しえみよりも出雲の方が人気があるのか、アニメ組の方にも僅かながら伝わったのではないか……と考えると出雲派としては嬉しくもある(笑)。

第一期はデータ量が少ない割に美麗な作画が秀逸だったが、今回は第一話からやや作画・演出面に不安があった。不浄王編の話自体は面白いのだが、アニメの方がその面白さを上手に「翻訳」出来るのかどうか、注意深く見守りたい。

なお、原作で今回の第二期の序盤を補完する場合は、第四巻までを読めば丁度よくなっている(はず)なので、そちらをおすすめする。