あらすじ
遂に吉良を追い詰めた仗助達。だが吉良は、現場に居合わせた救急隊の女性を人質に取るとバイツァ・ダストを発動し再び時間を巻き戻そうと企てる。スタープラチナの射程内に吉良を捉えるべく駆け出す承太郎。果たして、運命はどちらに味方するのか――。
感想
最後の最後でおいしいところを持っていった康一の活躍が眩しい。承太郎に信頼され、あの偏屈極まりない露伴にさえ真正面から苦言を呈する――まだまだ頼りない部分はあるものの、成長という意味では間違いなくジョジョシリーズ屈指のそれを見せ付けてくれた。
吉良を追い詰めたのは仗助と早人、億泰だが、最後に引導を渡したのは康一と承太郎、そして吉良自身の自爆であった、という点がこの第四部の群像劇としての面白みを証明してくれたように思える。
そして最後にヒロイン力を見せ付けてくれた鈴美の件が実に良かった。アニメで一番良くなったキャラクターだったんじゃなかろうか?
序盤の作画や演出の酷さには一体どうしたものかと思ったが、中盤とこの最終盤のクオリティの高さを前に、最早文句など出てこない。トータルで見れば実に素敵なアニメでした。第五部も期待したいところですが、第四部以上に難しい題材なので、やるとしても企画としてしっかり煮詰めてからにしていただきたいところ。
ジョジョの奇妙な冒険(第4部) ダイヤモンドは砕けない 文庫版 コミック 18-29巻セット (化粧ケース入り) (集英社文庫―コミック版)
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