たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

夏目友人帳 伍 第十一話「儚き者へ」感想

【Amazon.co.jp限定】夏目友人帳 伍 2 (オリジナル特典:「デカ缶バッチver.2」付) (全巻購入特典:「描き下ろしB2布ポスター」引換シリアルコード付)(完全生産限定版) [Blu-ray]
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

中級妖怪の強引な誘いでめったに見られないという花を見に行った夏目。確かにその花は素晴らしい美しさだったが、冬場の山中を長々と歩かされた事で、夏目は体調を崩し風邪を引いてしまう。中級達は夏目の為に大妖怪オオツノに熱冷ましの薬を貰いに行くのだが――。

感想

まさかの中級達がメインのエピソード。何かとはた迷惑な彼らだが、口振りとは裏腹に、純粋に夏目を慕い心配している様が見て取れて思わず頬が緩んだ。
今期は、夏目が「もう一人じゃない」という事を再確認する為のエピソードが多かったが、幼少時の怖い思い出さえも実は心温まるそれであった、という件には、実は夏目が過去に出会った心無い人達も、単にすれ違い行き違っただけであり本当は彼の事を心配する心も持ち合わせていたのではないか、という示唆とも取れ、今後のシリーズへの布石にもなっているのかもしれないと感じた。実際、過去に夏目を(語弊はあるが)いじめた元同級生が後に友人となったエピソードも以前にあったわけであるし……。
早くも新シリーズが決まっているという事で、少々急ぎ過ぎではないかと危惧しつつも純粋に楽しみに待ちたい気持ちもあり、とにもかくにも今回のシリーズも大満足の出来だった。