たこわさ

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ #37「クリュセ防衛戦」感想

HG 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ガンダムフラウロス(流星号) 1/144スケール 色分け済みプラモデル
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

モビルアーマーを迎え撃つべく、その前に立ちはだかった三日月。だが突如、バルバトスがモビルアーマーに反応したかの如く不調をきたしてしまう。同じく、モビルアーマーと対峙した昭弘も、グシオンからの過剰なフィードバックが起こり意識を失ってしまう。
意外にもモビルスーツのシステムに精通していたザックの分析により、不調の原因はモビルアーマー相手に全力を出したい機体側とパイロットを保護しようというシステム側との反発ではないかと予想され、オルガは万が一の事態を懸念しガンダムタイプの出撃を取りやめる。
主戦力を欠いたまま奮戦する鉄華団は、チャドの活躍もありモビルアーマーを予定通りの進路へ戻すことに成功。作戦は通りに事が進むかと思われたその時、またもやイオクが考えなしにモビルアーマーを攻撃してしまい――。

感想

いい加減、イオクの行動が不愉快なレベルになってきた。第一期のアインのような暴走ならばまだ可愛げというか同情の余地があるのだが……イオクの場合はただただ不快。視聴者の気持ちを代弁するかのようなジュリエッタの嫌悪に満ちた言葉と表情のお陰で少しだけ溜飲が下がるが……。

一方、ヴィダールは遂にマクギリスと邂逅。復讐に身を焦がすような態度ではなく、マクギリスに問いかけるその言動にはまだまだ謎が多く、最終的に彼がどんな目的を遂げたいのかはまだ未知数。マクギリスの方はみっともなくうろたえるような事はなく、その点は流石だったのだが……鉄華団を心の底では利用するだけの存在と観ている節が伺えた点や、モビルアーマー戦での体たらくなど、彼への評価は暴落中な印象。

フラウロスの砲撃シークエンスの「コテコテ」感は格好良さよりもむしろ面白さを重視しているのではないか、と思ってしまったのは、あまりにもホモホモしいコックピット内の様子のせいか(笑)。

少しは先の事を考え始めていた三日月が、根底ではやはり自分を「道具」と規定している(あるいはそれを自覚していない)らしい言動をしていた点は少々不穏に感じた。女二人を泣かせるような男にはなってほしくない所だが……。