たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

ドリフターズ 06「MEN OF DESTINY」感想

【Amazon.co.jp限定】DRIFTERS Blu-ray BOX (特装限定生産)(特典:「特製ドラマCD」&「描き下ろしキャラファイン[豊久×信長]」&漂流者特製イラストカードセット付き)
今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

代官の城を見事落とした豊久達。武装解除した兵士達の命を安堵しようと考えた豊久だったが、囚われていたエルフの女達が無残な慰み者にされている光景を目撃し、一転して皆殺しを決意する。だが信長は、豊久の愚直さを汚したくないという想いから、豊久に代わり兵士達の処刑を命じ、豊久の手を汚させようとはしなかった。
一方、オルテ帝国内は豊久達の反乱を火種として、占領各地で反抗の火の手があがっていた。建国の立役者の一人であるサン・ジェルミ伯爵は最早帝国に明日はないと見切りをつけ、漂流者に接触を図ろうとするが――。

感想

今回のサブタイトルは「機動戦士ガンダム0083」の後期主題歌から、か。若い人には分からないネタが続きそうだ(笑)。

恨みつらみで豊久の手を汚させたくないと考えた信長は、悪ぶって入るけれども根っこの部分で「面倒見のいい親父」感が出ていて実に良い。それに反発した豊久の方は、親父に反抗する息子の思い――ではなく、エルフ達に手を汚させるのだから自分がそれを避けてどうする、という気持ちか。この点、二人の考え方の違いと共通点が如実に表れていて中々興味深かった。

登場早々異彩を放ったサン・ジェルミ伯爵は……「老けない」というキーワードと名前から「サンジェルマン伯爵」その人であり、「国父」と同じく漂流者もしくは廃棄物、という事になるだろうか? 「国父」もあからさまに某ファシストの象徴であるし、中々にギリギリのネタを放り込んでくる作品だ(笑)。