あらすじ
友人帳を付け狙う妖怪に襲われた夏目は、レイコの知り合いである大きな鳥の妖怪に助けられる。いつもの如くレイコ本人と間違えられる夏目だったが、妖怪に襲われた影響か声が出せなくなってしまっていた。誤解のとけぬまま鳥の妖怪と共に過ごす夏目だったが――。
感想
中級やヒノエなど、妖怪側のレギュラーが久々に登場。やはり彼らがいると何とも言えない温かい空気になる。
鳥の妖怪も、見た目のユーモラスさもさることながら、性格や物事の理解の早さも妖怪らしからぬ柔軟さがあり、何とも良いキャラクターだった。旅立ってしまったのが少々残念だが、あの妖怪が旅先で再び「賑やか」な場所にたどり着けることを願ってやまない。
久々のレイコ回でもあった。面白そうな遊びの存在は知っているが、その詳しい遊び方を知らない――一見すると斜に構えているように思われがちな彼女の、内に秘めた悲哀が詰まったエピソードでもあった。