たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ #30「アーブラウ防衛軍発足式典」感想

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 弐 1 (特装限定版) [Blu-ray]
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

アーブラウ防衛軍発足の式典が近くなり、鉄華団地球支部にも慌ただしい空気が漂っていた。何かと自分達を下に見る防衛軍の大人達に反発する団員達だったが、まとめ役であるチャドと年少組のリーダー格であるタカキが必死に沈め、「あくまでも主役は防衛軍」と諭す。
そんな中、マクギリスと対立するギャラルホルンの一派がアーブラウと鉄華団を標的に暗躍し始め――。

感想

ラディーチェの裏切りが早すぎて「ああ、これは自分は頭いいと思ってるタイプのバカだ」となった。テイワズから派遣だか紹介だかされた身分で、テイワズの中でも有望株の鉄華団を陥れるという事はテイワズをも敵に回すという事。もちろん、自分の策謀である事はバレないように手を打つのだろうし、ギャラルホルンに媚を売って自分の立場を守るつもりなのだろうが、「仁義」を欠いている時点で彼は彼自身が「獣」と蔑む鉄華団の少年達以下の存在である事を自ら証明しているのに気付いていなのだろう。――とボロクソに叩いていたら思いの外作中屈指の策士だった、というオチもあり得るのだが(苦笑

地球側の動きが読めないのに際し、真っ先に「タカキと連絡が取れないのか」と口にするに、オルガ達幹部はタカキを物凄く頼りにしているのが窺える。だが、そのタカキとホットラインを形成しておかないで新参のラディーチェの専横を許している辺りに、鉄華団の「若さ」が見て取れる。ラディーチェはそこを上手く突いた訳だが、それは当然ギャラルホルン側にも悟られている弱点という事になる。一体どうなることやら。