あらすじ
豊久達がエルフの村を「獲った」のと同じ頃、はるか北方のカルネアデスには「黒王」率いる軍勢が迫ろうとしていた。人ならざるものたち、そして「漂流者」と同じくこの世界に流れてきた「廃棄物」と呼ばれる歴史上の強者達が押し寄せ、カルネアデスはたちまち火の海となる。
カルネアデスに駐留していた十月機関の長は、自らが保護していた「漂流者」達と共に逃げ延びようとするが――。
感想
十月機関の長が安倍晴明だという事に、公式サイトのあらすじを読んで初めて気がついた(挨拶
「漂流者」と異なり「廃棄物」と呼ばれる人々は、生前には持っていなかった超常の力を持っているようだが、こうなると一見して素の能力しか持たない「漂流者」側には立ち向かう手段が無いようにも思えてしまう。もちろん、菅野のように戦闘機ごと召喚されるという規格外もいるようだが……。
この点については、近代兵器と中世の間にある戦力差がそのまま適応されているのか、それとも世界によって何らかの補正がなされているのか、現状の描写だけでは判断しかねるのも確かだが。
- 作者: 平野耕太
- 出版社/メーカー: 少年画報社
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