たこわさ

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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第28話「ハイウェイ・スター その1」感想

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

チンチロリン勝負のイカサマを切っ掛けに、ますます露伴との仲をこじらせてしまった仗助。ある日、偶然同じバスに乗り合わせた二人はやはり気まずい雰囲気になってしまう。だがその時、トンネルの中で露伴が敵スタンドの攻撃と思しき現象を目撃。その事を仗助に伝えるも、意地になっている仗助は露伴が自分に嫌がらせをしていると思い込み、聞く耳を持たない。
仕方なしに単身トンネルの調査を始めた露伴だったが、彼の予想通り敵スタンドが待ち構えており――。

感想

仗助も十分に男気溢れる人間なのだが、普段の屑っぷりや察しの悪さが酷すぎて、相対的にシリーズの他の主人公達と比べて魅力に欠ける。もちろん、そんな彼が非常時には冷静かつ機転に富んだ活躍を見せる所も、第四部の魅力なのだが。
他方、登場当初はその異常性が際立ち、毎度の如くその偏屈ぶりを発揮する露伴が、実は熱いハートや他者への思いやりを持っていて*1、仗助よりもよほどヒロイックな行動を起こしている所は何とも言えぬ魅力を醸し出している。
有名な「だが断る」のシーンに全力を費やした演出には、良い意味で思わず失笑してしまった。どうせならあのタッチで全編描いてもらいたいものだが(笑)。

ジョジョの奇妙な冒険(第4部) ダイヤモンドは砕けない 文庫版 コミック 18-29巻セット (化粧ケース入り) (集英社文庫―コミック版)

*1:現代で言うツンデレの典型とも言える。