たこわさ

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アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd File 12 「この素晴らしき日常」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

バードの策略により、宇宙エレベーターのベース衛星が首都圏に落下しようとしていた。しかも衛星には、ルドラ事件の際に使われた高性能爆薬・イメージマスターが大量に搭載されているという。このまま衛星が落下すれば首都圏は壊滅し、多くの人命が失われる。
弱腰の総理を焚き付け、警察と自衛隊は共同で衛星落下阻止の作戦を開始するが――。

感想

稲城に対するフォローがあってよかったが、腹に一物持っていそうな秘書が普通に良い人だったのは少々拍子抜けだった。まあ、最終回にまた新たな伏線を張られても、もやもやするだけなのだが。
A子は予想通り、キーキャラクターだったようだ。ということは、今まで彼女が姿を見せていた場面もその全てが伏線である可能性が高く……自然と第一期も観返したくなってくる。特に、一期一話で花咲里の情報端末を盗んだ件は、全体に対する伏線とも言えるような気がしてきた。私的には一期への評価はすこぶる低いのだが、二期がここまで面白いと、その礎となった一期についても評価を改める必要があるのかもしれない。

展開としては、花咲里がヒロインポジションに返り咲きかと思いきや、実際には瀬名がヒロインポジションだったという所に思わず失笑。お前はもっと気にするべき所があるだろう! とツッコんだ人は多いに違いない。が、彼の凡河内への言動はそのまま彼女への信頼度の高さを伺わせる部分もあるので、なんだかんだかであの二人はうまく行っちゃうのではないかと思ったりもする(笑)。
私的には、OPでの待遇とは裏腹にあまり目立たなかったエミリアにもう少し活躍してほしかった。一応、黒騎への恩義がトラウマを上回るという健気な面も見せてくれたが……。

何より痛快だったのは、陽の八条へのパンチ。悲痛な表情ではなく、心の底から痛快そうな表情を見せてくれたので、こちらも気持ちよく見ることが出来た。あの片手だけウィルウェアは、もしかしたら自作だろうか?(笑) 何気に林田が暴力を黙認している点も好印象。ミュトスの妹を探す気満々というツンデレ大人ぶりも見せてくれて、実は作中屈指のお人好しだったのかもしれない。

一応、全ての伏線は回収されたが、A子はじめ続編も可能な要素も残っている。出来れば三期ないし特番を観たい所。