たこわさ

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テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス #12「災禍の顕主」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
※原作ゲーム未プレイ
(以下ネタバレ)

あらすじ

凶刃に倒れたアリーシャ。多勢に無勢に加え、死に瀕しながらも兵士達を傷付ける事をアリーシャが拒否した為、ロゼも迂闊に手が出せず追い込まれてしまうが、そこを天族のデゼルに救われる。
一方スレイ達は穢れを撒き散らす「災禍の顕主」に遭遇していた。人間の憑魔であるはずなのに人間体が見えないという、規格外の相手を前に、それでもスレイは臆することなく立ち向かうが――。

感想

デゼルは結局、OPでくるくる回っているだけの人(天族)という印象で終わってしまった(笑)。ロゼの口振りからは、以前から彼女につきまとって彼女の危機を気まぐれに救っていたようだが……姿は見えないが確かにそこにいるストーカーと考えたら非常に気持ち悪い存在であり、ロゼが露骨に嫌悪するのも無理からぬ所か。とは言え、アリーシャとロゼを救ってくれた事は事実なので、その本質はお人好しなのかもしれない。

「災禍の顕主」との戦いは、RPGでよくある「ラスボスが自分の力を誇示する為に序盤でちょっかい出してくる」展開のようにも感じたが、既に原作ゲームからシナリオを大きく変えているらしい本作においては犠牲が出ないとも限らず、緊張感を持って観られた。「災禍の顕主」の正体が既に登場している人物なのか否かの答えは、二期に持ち越しか。

アリーシャはもしかしたらこのまま死んでしまうのではないか、といった雰囲気すら漂っていたが、最終的には素敵な泣き笑いを見せてくれて、本当に良かった、といったところ。*1「もう一人の主人公」とでも言うべき存在感を持っていた彼女だが、あのシーンはまさしくヒロインのそれであるな、と感じた。
原作組の方の感想をいくつか拝見した所「原作では大嫌いだったロゼを好きになった」という声を少なからず目にしたが、アリーシャ共々彼女もこのアニメ化によって救われた存在なのかもしれない。興味のある方は「テイルズ オブ ゼスティリア 炎上」で検索してみるともれなく魂が穢れると思うのでオススメ(しない)。

ゲームのアニメ化ということで、正直「俺たちの戦いはこれからだ」エンドも覚悟していたが、無事二期決定と相成り、アニメからのファンとしても嬉しい限り。原作組の方の「このままアニメオリジナルで行ってくれ!」という声の多さに少々不安が募りつつも、続きを心して待ちたい。

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*1:Twitter等で原作組の方々も「アリーシャ死なないでくれ!」と呟いていたのが印象的。