たこわさ

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Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ! 第11話「独りじゃない」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

「黒い泥」から無尽蔵に現れるサーヴァントの群れに苦戦を強いられるイリヤ達。そこへ現れ彼女らの危機を救ったのは、ここにはいないはずの人物――衛宮士郎だった。しかし、士郎はイリヤがよく知る義兄の彼ではなくこの世界の住人――しかも美遊の兄その人であった。戸惑いつつも、今までの美遊の態度に合点の入ったイリヤとクロは、彼と共闘してエインズワースを倒すべく反撃を開始する――。

感想

平行世界の士郎こと美遊の兄が登場。イリヤの世界の彼と違って、原典である「Fate/stay night」に近い状態のようだが、それよりも更に「彼」に近い存在と化している様子。クロとの共闘は、恐らく原典ファンの「これが見たかったんだ」というシチュエーションを半ば体現したものだった。BGMに名曲「エミヤ」を持ってきたのもグッド。
士郎は主人公然としながらも、やはり彼はこの物語の主役ではなく、イリヤ達がきちんと本来の主役としての面目躍如している所も良い。この手のスピンアウト作品では、原典の重要キャラが活躍しすぎて主役を喰ってしまう事も多々見受けられるので、この辺りのさじ加減は作者の力量の問われる所。本作はそのさじ加減を間違えておらず、好感が持てる。装備が足らないなりにきちんと活躍してみせた凛達の存在も頼もしい。

そしてヒロイックなシーンが続けば、名悪役やトリックスターも元気になる。士郎の事を「先輩」と呼ぶ謎の女*1やエリカとギルの意味深な会話等など。後一話なのに色々と入れてきてくれて嬉しい悲鳴。
エリカの言葉にあったピトスというキーワードからギルは何かに気がついたようで、どうやらその言葉が物語全体の謎を解く鍵でもある様子。ピトスとは古代ギリシャ語で甕という意味。転じて、ギリシャ神話における「パンドラ」が開いた「箱」を示した言葉でもある。そうなってくると、エリカやあの「箱」の正体は……これ以上は邪推か。

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*1:一体何桜ンスロットなんだ……。