ジョジョの奇妙な冒険(第4部) ダイヤモンドは砕けない 文庫版 コミック 18-29巻セット (化粧ケース入り) (集英社文庫―コミック版)
- 作者: 荒木飛呂彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/05/22
- メディア: 文庫
- 購入: 21人 クリック: 496回
- この商品を含むブログ (57件) を見る
(以下ネタバレ)
あらすじ
新たに覚醒したエコーズACT3の能力で、シアハートアタックの動きを止める事に成功した康一。その余波は本体の吉良にも及ぶ。そのせいで醜態を衆目に晒した事を逆恨みした吉良は、自らの手で康一を嬲り殺す為に現場へと舞い戻る――。
感想
吉良にボコボコにされながらも一矢報いる康一の強さが輝いていた。もちろん、それにより彼はあと少しで命を落とすところだったのだが、逆にああやって吉良を挑発した事で時間を稼いだとも受け取れ、結果としてはオーライか。
重傷の身でも吉良を圧倒した承太郎のスタープラチナのパワー(と恐らく時間停止能力)は、やはり圧倒的。彼が万全であったなら、吉良が姿を現した時点で勝負はついていただろう。
そして冷静に場を見極めようとした仗助の機転も毎度のことながら素晴らしい。
しかし、そんな三人を持ってしても追い詰めきれなかった吉良の執念が何よりすごい。生き汚さに関しては本作屈指なのではないだろうか?
毎度のことながら、所々の作画が残念だったが、要所要所――例えば承太郎の瞳が揺れる描写や康一の叫び――などは逆に秀逸だった。