たこわさ

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マクロスΔ MISSION 19「Eternal Songs」感想

絶対零度θノヴァティック

絶対零度θノヴァティック

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

ヴォルドールのプロトカルチャー遺跡は美雲の歌により暴走、破壊された。だが、美雲はそのまま意識不明となり、フレイアと深く共鳴し過ぎた事でハヤテもまた意識を失ったままだった。しかも、ケイオス本部から派遣された医療チームは、美雲を医療船に隔離してしまい、ワルキューレΔ小隊は疑念を抱きつつあった。
そんな中、イプシロン財団のベルガー・ストーンが「商品の納入」と称して一同の前に姿を現す。ウィンダミアとも懇意なベルガーの登場に身構えるも、ベルガーは「歌」に関する意外な持論を語り始め――。

感想

マクロス総集編とも呼べるエピソードだった。ベルガーの語る「歌は兵器」理論はシリーズの根底を覆す発想――と一瞬思ったが、よく考えてみればベルガーの論は「マクロス7」において主人公バサラが身をもって否定したものであり、また逆に「マクロスII」においては歌が実際に兵器として使用される設定があった訳で、実はマクロスシリーズ通して語られる命題だった事に気付いた。
ヴァジュラが銀河を去った、という設定も一瞬「?」となったが、こちらはテレビシリーズではなく劇場版の設定だったか。実は劇場版はあまり好きではなく、うろ覚えだったりする……。

ベルガーの言葉は恐らく揺さぶり半分・真実半分といったところで、美雲が何らかの目的で造られた存在――もしくは改造された存在というのは、ケイオス本部の対応を観ても的を射ているように見受けられる。が、レディMとやらの真意が判明するまでは、判断は保留か。ワルキューレΔ小隊にも少なからず疑念を植え付ける事に成功したベルガーだが、それ以上に彼への反感が一同の心を一つにしているようにも思える。

……しかし、ハヤテといい雰囲気になれたと思ったら「おふくろ」扱いされるミラージュさんはどこまでいっても不幸キャラである(だがそれがいい)。