たこわさ

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甲鉄城のカバネリ 第十一話「燃える命」感想

今回の満足度:3点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

無名に刺され、克城から転落した生駒は何とか一命をとりとめたが、目の前で逞生を失ったショックから戦意喪失してしまう。一方、甲鉄城に捕えられた振りをしてまんまと金剛郭への侵入を果たした美馬は、父親との対面を果たしていた――。

感想

クライマックスなのだが、私的にはあまり盛り上がれなかった。
美馬の計画は十年をかけて綿密に練られたもの、という設定なのだろうが、それにしても金剛郭が無能集団過ぎて何とも萎える展開。最も、美馬が利用した将軍以下人々の「臆病さ」というのは第一話で生駒が真っ向から批判した要素でもあったので、一応は伏線が活きていたと言えなくもなく。
また、展開を盛り上げるためとはいえ、生駒のヘタレ具合が今までの彼と別人過ぎて違和感があった。親友である逞生を目の前で――しかも自分を庇って――失った事、救おうとした無名に刺された事がよほどのショックだったのだろうが、無名が操り人形にされていた事には気付いていた訳だし、逞生の死を全くの無駄にするほど生駒は愚かでも臆病でもないはずでは? と思わずにいられなかった。
反対に、侮蔑する振りをしながらも最後まで生駒を信じようとした来栖の株がストップ高。見事に菖蒲を救ってほしい所。