たこわさ

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マギ シンドバッドの冒険 第十話「世界を変える力」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
※原作既読。
(以下ネタバレ)

あらすじ

騎士王ダリオスの「神の力」の前に敗北したミストラス。掟に従い彼を処刑しようとするダリオスだったが、そこへシンドバッドが待ったをかける。神聖な決闘を汚したシンドバッドはたちまち騎士達の反感を買うが、ダリオスと同じ「神の力」――ジンの金属器の力をシンドバッドが披露した事で流れが変わり――。

感想

「マギ」本編を知っている人は思わずニヤリとしてしまうササンの建国神話。ササンはただ閉鎖的な国なのではなく、むしろ作中世界の秘密を正しい意味で語り継いできていたというのは、実に意外な種明かし。最も、本作だけを観ているとその仕掛けには気付きにくいのだが。
「全身魔装」を身に付けたシンドバッドの能力は、正に単騎で大国家をも滅ぼす力そのもの。「マギ」本編では、かなり控えめに描写されていたが、作中世界の文明レベルを考えれば、あの位の描写が本来のものか。
めでたくシンドバッド一行に加わったミストラス。ひょうきんな部分もあってこれから一行を盛り上げてくれる事は間違いないが……「マギ」本編に彼が登場していない事実を鑑みると、その未来は必ずしも明るいものではないようにも思えてしまう。