たこわさ

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迷家‐マヨイガ‐ 第十一話「バスに乗れば唄心」感想

今回の満足度:3点(5点満点中)

(以下ネタバレ)

あらすじ

他のメンバー達の所へ帰り着いたヴァルカナは、すっかり無気力になってしまった人々を見て絶句する。やや遅れてマイマイ達がレイジから得た情報を持ち帰ってくるが、そこにジャックと氷結が襲撃を仕掛けてくる。二人を問い詰めるヴァルカナ達は、彼らの口からこはるんこそが彼らを動かしている黒幕である事を知り衝撃を受ける。
一方、光宗はよっつんと神様の力を借りて納鳴村へ戻ろうとしていた。だが、「ナナキ」とやや特殊な形で決着をつけた光宗は納鳴村に入る資格を失ってしまっているらしく、村への入り口に辿り着けない。困り果てた光宗だったが、その時、自分の「ナナキ」を受け入れたバス運転手が現れ、レイジからの伝言を光宗に伝え――。

感想

普通に考えれば、こはるんは神様の関係者で、彼の為に納鳴村で何かをしようとしている……という感じだが、もうひとひねりあるのかもしれない。何より、ナナキを育てて何をしたいのか、その目的が分からない。これで実は納鳴村を利用したセラピー実験をしているとかだったら笑えるオチだが。
レイジの正体が真咲のナナキというのは意外だが、そうなると村に入る前に神様に見咎められた件との整合性がどうなるのか、良く分からない。レイジが真咲のイマジナリーフレンドだった場合、あの場面は一人でフラフラしていた真咲が神様と遭遇した、という事になるのだろうか? 神様視点での種明かしが欲しい所。
美影とらぶぽんは……最早暴走が行き過ぎていて気の毒にも思えないレベル。美影は最初の段階でこはるんを疑っておりいい線いっていたはずなのに、その後がずっと的外れという。彼がかつてしでかしてしまった失敗についても「そりゃそうだろ」とむしろ納得して出来てしまう。なお、らぶぽんについては漫画版では私が邪推した通り●●●な目に遭った心底可哀想な少女という設定らしく、アニメ版よりも同情出来るレベルのようだ。

真咲が最後にレイジではなく光宗の名を呼んだのは、レイジという都合のいい幻想に頼らずに実際に自分を助けようとしてくれた光宗を頼った事で、ようやくナナキに向き合う準備が出来た、と言った所だろうか?