たこわさ

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迷家‐マヨイガ‐ 第十話「苦しい時の神様頼み」感想

今回の満足度:3点(5点満点中)

(以下ネタバレ)

あらすじ

「ナナキ」に立ち向かい霧の向こうへと抜けた所で意識を失ってしまった光宗。次に目覚めた時、彼は見知らぬ病院のベッドの上にいた。そこには何故か父親の姿があり、光宗達がやり直しツアーに参加した後に起こった事を明かし、そして「時宗」として生きる事を光宗に強いた事を詫び始める。
一方、納鳴村に残された人々には異変が起こっていた。次々に謎の無気力さに襲われるメンバー達。そこには納鳴村に隠されたある秘密が関わっており――。

感想

黒幕こはるん爆誕。美影の的外れ予想もその一つは見事に的中していた様子。確かに、彼は着眼点は良いがその後は駄目駄目という事が既に描かれていた訳だから、ある意味上手な伏線の張り方とも言えるのだろうが。
ただ、こはるんが黒幕(?)というのは何というか、そのまんまなのでもう一捻り欲しい所。男二人を従えられている理由も含めて、まだ謎が残されているのは確実だろうが。……しかしこうなってくるとヴァルカナは実に哀れ。別にハニートラップに引っかかった訳ではないだろうが、彼自身の「誰も信用していない」という発言が最悪の形で証明される事になりそうな。
レイジについては、ナナキを失ってしまった、もしくはナナキと向き合う事から逃げてしまった事で自分自身という物が希薄になってしまった、と言った所か。ナナキを自分から切り離してしまった「神様」は一気に老け込んでしまったが、ナナキから逃げ続けた人間はレイジや他の無気力メンバーのようになってしまう、という事か。
しかし、光宗が病院に運ばれるまでにどの位の時間が経っているのかが非常に気になる。父親も即日駆け付ける事は状況的には難しかったろうから、並行しているように見えても実際には村での出来事は「既に済んでしまった事」なのではないだろうか? それとも納鳴村では時間の流れさえ異なるのか……。
真咲が全く姿を見せなかったことも気になる。

私的には今回まででマイマイとリオンへの好感度が増してきた印象。この二人+ナンコは無事に現世に戻ってもらいたい所。

迷家~ツミトバツ~ 1 (裏少年サンデーコミックス)

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並行してweb連載している漫画版も単行本第一巻が発売。テレビよりもあからさまな描き方が多い印象だが、実はそれもミスリードだったりして……。