たこわさ

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「デッドプール」は、お下劣・残酷描写多めながらもクスリと笑える一大エンターテイメント!

公開から一週間程経ってしまったが、ようやく今初夏の裏話題作「デッドプール」を観に行く事が出来た。映画好き・アメコミ好きの諸氏からの評判は上々という事で、ある程度以上の期待をしての観賞となったが――予想以上の面白さで嬉しい誤算だった。
全編に渡って繰り広げられるお下劣描写、スプラッター一歩手前のグロ表現、メタ発言をはじめとしたアメコミネタや映画ネタ満載のジョーク会話、「スーパーヒーロー」を真っ向から否定し「悪党は即殺」な徹底したデッドプールの言動rtc...。おおよそ「ヒーロー映画」からかけ離れた様相を呈する本作だが、飄々としながらも愛と復讐の為に戦うデッドプールの姿は「ダークヒーロー」という仄暗い雰囲気は似つかわしくなく、全てを観終わってみるとやはり本作は掛け値なしに「ヒーロー映画」である、という結論に至るという、何とも言えぬ味わいを持った作品、それが「デッドプール」という映画だった。
上記の通り残酷描写が少々厳しいが、アクションは実に冴えているし話のテンポ自体が良い為にスピード感が損なわれるような事が無い為、娯楽作品としては極上の逸品に仕上がっている。
とはいえ、パロディ多め・メタ発言多めなので、多少映画やアメコミの知識が無いと要所要所のギャグに付いていけない部分も多いかもしれない。逆に言えば、それら知識をもっている人間ならば思わずニヤリとしてしまうセリフが全体に散りばめられており、私などは5分に一回は失笑してしまっていた。一部分かりにくいネタもあるが、少しでも興味覚えた方はパンフレットで主要ネタを解説してくれているので購入をお奨めする。*1

さて、本作はマーヴェルコミック、特に「X-MEN」や「アベンジャーズ」と関わりが深く、自然それらの作品の知識があった方が楽しめる類いのものなのだが……当然の事ながら知識が無くとも「X-MENというミュータントを集めたヒーロー集団がいる」位の認識があれば十分に楽しめる構成なので、映画版「X-MEN」や「アベンジャーズ」を未視聴でも問題ないと明言しておく。両シリーズとも本数がそれなりの数になってしまった為に、どうしても初心者に対する敷居が高くなっている感があるが、本作はむしろ間口となる作品となるだろう。

*1:私的には同じくライアン・レイノルズ主演だった映画「グリーン・ランタン」を揶揄した台詞が実にツボだった。